バスツアー
バスツアーの立ち位置は日常にある。
集合時間に遅刻する人は必ず1人か2人いる。バスに乗っても強者はすでに缶ビールやワンカップ片手に柿ピーを食いながら、ガイドさんに右を見ろと言われれば右を見、左をご覧くださいと言われれば左をご覧し、今通り過ぎましたと言われれば慌てて後方を見たりする。目的地につけば故事来歴を拝聴し、ここで飯を食えといわれれば飯を食い、ここでトイレタイムだと言われれば、したくもないのに便所に駆け込み、ごゆっくりとおくつろぎ下さい、といわれれば、いそいそとカバンからスマホを取り出して画面を見、バスが終点についてお疲れ様の声とともに家路につく。
缶ビールとワンカップを除けば、すべて日常の動作そのものである。会社や学校の始業時間に間に合うように家を出、遅刻者は申し訳なさそうにそっと一番後ろに立ち並び、上司や教師がああいえばああし、こういえばこうし、書類や問題集などで新知識を無理やり上司や教師から説明され、飯の時間がくれば飯を食い、便所へ行きたければ休み時間にそっと行き、終業時間がくればお先に失礼します、といいつつ速攻で会社や学校を後にする。そして、スマホだろうがパソコンであろうがテレビであろうが液晶画面は常に目にしているのである。
つまり、バスツアーとは日常の生産活動に、缶ビールとワンカップと柿ピーがご褒美についただけなのである。まことにお手軽・お気軽といわねばなるまい。
東京見物というのはもう古いだろうが、スマホ片手に有名店へいくよりも、はとバスツアーをぜひお薦めしたい。きっと知らない故事来歴をガイドさんから長々と聞かせてくれるはずである。
峠族?
世の中には奇特な方々がいる。
普段の生活は平地で大型ショッピングモールに囲まれ、道幅も広く、コンビニなんぞは100mほどで別の店に遭遇するなど、快適な生活を送っている。
そんな方々が夜な夜な不便な峠に車やバイクを走らせ、爆音をたてながらコーナーを攻めたり、ドリフトなんぞというタイヤがもったいないという走りを楽しんでいるようである。
こっちは、四方八方が山に囲まれ、平地から平地(つまり、ほかの市町村)へ行く道は一車線の国道が一本あるだけである。従って慢性的な渋滞は避けられず、いくらド田舎とはいえ、いまや車はひとり一台どころか2,3台は保有している時代にあって、これはひどすぎる。
もちろん、脇道、枝道、農道などが蜘蛛の巣のようにはしっているのだが、一度迷うと脱出は困難であり、バックしたり、土手にでたり、つまるところすべての道は国道に接続されるようにできている。
そこでやむなく、峠越えをして他の市町村へいくのだが、その道は国道、県道という立派な道であるはずなのに、実際はつづら折りを通り越して、ヘアピンカーブの連続といった様相を呈している。
こっちがやむなく走るこの道にも峠族という輩が出没するようで、タイヤ痕がいたるところに筋をつくっている。ひどいところはアスファルトの露出面よりもタイヤ痕の方が多いくらいだ。
よく事故を起こさないものだと思う。
こっちはのんびりと、後ろからパッシングされながら走り、少し道幅が広ければ後続車に道を譲るなど涙ぐるしい努力をしているのである。しかも、トンネルが何か所かあり、なぜかいつも路面が濡れていて、車が汚れること汚れること。
いまどきの車は、塗装がよくなったせいか、昔のように泥まみれ、埃まみれの車を見かけることは少ないが、こっちの地域では車が汚れていると、ああ、あのトンネルを通ったんだな、と見当がつくほどである。
こちらは好むと好まざるとに関わらず、峠族にならざるを得ないのである。
峠族の方々もほかの人に迷惑をかけなければ、バカ高い自動車税とガソリン税を払っているのだから、それが楽しければ、まあ致し方ないのだろうが、峠が生活と直結しているこちらとしては、なんとなく不思議な感覚である。
峠族の方々も、快適な平地住まいを止めて山間部に住めば、自然と峠族になれるのである。
機会があれば、峠族の方々に聞いてみたいものである。
車の剛性
剛性と聞くと、ラリー仕様とかサーキット仕様を思い浮かべるだろうが、もともとの剛性とはねじり剛性のことである。
車はある程度、たわまなければ曲がることはできない。その強さのことを剛性といっているのである。
ここでは、剛性を強化することによって車体の経年劣化と金属疲労を軽減することを目的として、商品を紹介する。
とはいっても、すべての剛性部品は車種別設計であるため、製品に関しては各自ネットで調べるなりして取り付けて欲しい。
この意味での剛性は車の開口部に手当をすることにある。
エンジンルームでは、ストラットタワーバーがある。よく聞くのは、つけても意味はないとか、効果が実感できないとか、そういった声があるが、ストラットタワーバーが実感できるほどの効果を発揮すれば、曲がりづらい車になってしまうだろう。また、事故を起こしたとき、タワーバーが車の側面を貫通するというデマもあるが、取り付け部位をみれば決してそんなことはない。(いったいどういった事故を想定しているのやら)
ドアも開口部が大きい場所である。10年ほど前には、TRDのドアスタビライザーというものがあったのだが、もしそれに類するものがあれば取り付けておくべきである。いまではアイシン精機から汎用モデルが出ている。またTRDのドアスタビライザーはトヨタ車専用になっている。説明では車両の応答遅れを軽減するということだが、それは高速走行の場合であって、普通に運転する限りでは関係ない。
いまどきの車は、ハッチバックタイプというのだろうか、トランクルームがない車がほとんどである。本当はセダンがこの意味での剛性が高いのであるが数は少ない。このリア周りにつけるのには、パフォーマンスダンパーというのが、ヤマハ、COX、D-TECなどからでているから、それを前後部に取り付ければ解決する。このパフォーマンスダンパーの謳い文句としては、車の微振動を制御して、というのがあるが、それこそ実感はできない。また、リアモノコックバーという車の後ろバンパー部につけるものもあるが、これも車体のハッチバックのゆがみを制御する役割を持っている。
車体下部には左右を締結するセンターモノコックというものもあるが、これも車体全体のゆがみの効果は実感できないにせよ最小限に抑えてくれるものである。
また、剛性と直接の関係はないのだが、スプーンという会社からリジカラというのがでている。まあ、気休め程度の代物だが、あればあったでなかなかよいものである。
一般車におけるボディ剛性というものは、車の経年劣化をなるべく抑え、金属疲労がくるまで車体を新車に近い状態に保ってくれるものである。まあ、10年以内で車を変えるのなら、ボディ剛性という手当は必要ないかもしれないが……。
車のメンテナンス
いまの車はすべて半導体、簡単に言えばコンピュータ制御になっているので、素人がボンネットを開けることはまずない。あってもせいぜいがウォッシャー液とか頑張ってもオイル液ぐらいのものであり、これなら半年点検なり十二か月点検で十分である。ひと昔前の車とはまるで違うのである。
こんな状態でメンテナンスとはなにを指すのかといえば、ピカピカの車である。いま街中で泥まみれの車をみることはない。
いまどきの車の塗装は10年前から見れば、格段の進歩をしている。また、ガラスコーティングなど、塗装面を保護するものも一般的になっている。
昔、車にガラスコーティングをしたとき、どういう仕方をしたのかは不明だが、リアガラス全体が金網状態になっていた。これが当たり前だといわんばかりの態度で、二度とホ〇ダ車には乗っていない。
いまではガソリンスタンドでも施工してくれるので、日常として手軽に車をきれいにできるのである。ひところは洗車機も傷がつくといわれていたが、いまではそんなこともない。ただし、機械洗車はシャンプーまでにすること。ワックス洗車は窓ガラスに油膜がつく原因である。
ここでは、洗車機で水洗い洗車をしたあと、ボディをグラスターゾル、紫外線にやられやすいダッシュボード、ホディ、ゴム、などあらゆるところに303エアロスペースプロテクタントを塗布するだけでいい。
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