技術革新
20世紀は技術が信仰であった時代である。圧倒的に速い車、高層建築、医療機器の開発など枚挙にいとまがない。ここでは身近なものとしてテレビとパソコンを取り上げる。
テレビ
テレビが初めて我が家へきたのは、8歳ぐらいだったから優に半世紀以上は経っている。
始めは白黒テレビで、すでに4本足にブラウン管をのせたものではなかったが、がっしりした箱型だった。カラーになったのが12歳ぐらいだが、まだまだ一般家庭では白黒が中心だった。
この頃、テレビで映画をみたのだが、当然ながら白黒だった。それから四十年ほどして同じ映画をテレビでみたとき、総天然色というのか、カラーになっていた。
本当はカラー映画だったのか
という驚きが映画よりも勝った。ただ、白黒の方が迫力があったような気がするのは、単なる懐古趣味なのだろうか。
テレビにリモコンが登場したのがカラーテレビが一般家庭に入り込んですぐだったように記憶している。
たしかサンヨー電気(いまは潰れて無い)のコマーシャルで、懐中電灯型のリモコンを手に「タッチョンパ」などと巨人軍の王選手が謹厳な顔に無理な笑顔を浮かべて宣伝をしていた。それから、テレビにリモコンが当たり前となった。
これでテレビの進化は終わりかと思ったが、今度はブラウン管式から液晶画面がシャープから出て、いまでは当たり前になっている。あのくそ重いブラウン管が薄型軽量の画面になったことは画期的なことだった。
そして、いまでは4K、8K放送が始まっている。これは通信インフラが整備されたことによる恩恵ともいえるし、技術的なひとつの到達点ともいえるし、あるいはまだ通過点なのかもしれない。
テレビ番組の内容自体は20世紀のものとほぼ変わってはいない。たしかにヒーローものの怪獣の着ぐるみのジッパーが見えなくなったりしたが、これは技術的に云々という話ではない。内容はどうやら技術とは無関係のようである。
もちろんCGをはじめ、撮影機材、音声器機などの小型化などの技術が入り込んでいることはわかってはいるが、それ単独ではなにも変えることはできない。いまどきの表現を使えば、ハード(テレビ器機)の進化は著しいが、ソフト(番組)は技術ではなく人間が主体となるものであるから、進化ということはあり得ない。
情報という観点で見るとテレビの役割はまだまだこれからという気もするが、インターネットが発達した時代にどこまでやれるのかは不透明である。
少なくとも、評論家、コメンテーターなどという目障りな連中が、どうでもいいようなことを喋っている限り、ハードの進化にソフトが追いつくことはなさそうである。
パーソナルコンピュータ
IBMが大型コンピュータで市場を席捲していた頃、NECが1980年代にPC-9801の現在のパソコンの原型を発売し大ヒットを飛ばした。
以前からパソコンはあったが、まだまだ庶民が親しめるものはなく、ワープロ器機と併用という形になっていた。ソフトが充実していなかったのが原因である。
このPC-9801に触れたのが25歳のときだった。オペレーティングシステムはMS-DOS(マイクロソフト ディスクオペレーティングシステム)であり、プログラム言語としてはN88BASIC、大型から持ってきたFORTRAN、UNIX(中型コンピュータ)からパソコン用に改良したC言語、PASCALなど矢継ぎ早にパソコン用として開発され販売された。
ソフトもワープロに代わるJX太郎(現在の一太郎)や花子(描画ソフト)がでるなどしたが、まだまだ高嶺の花だった。
なにしろ1メガ1万円という時代だった。ハードが脆弱だったため、ソフトがもつ性能を十分に生かしきれなかった。
記憶媒体も7インチ磁気ディスク、5インチ磁気ディスク、3.5インチ磁気ディスクとありハードディスクは外付けが当たり前の時代だった。
ところがハードの性能が飛躍的に向上し半導体が安価に製造できるようになったため、現在では1TB1万円という時代となり、ソフトの性能を十分にひきだせるようになった。
大きさもディスクトップからノートへと変貌し、メモリも8GBが当たり前の時代となり、4コア8スレッドが標準となっている。家庭用パソコンにひと昔前の大型コンピュータに匹敵する性能が搭載される時代になっている。
そして、通信専用のパソコンとして、ついにスマートフォンが誕生し8割弱の日本人が持つようになった。
通信インフラが整備されたとはいえ、ここまでコンピュータが成長するとは想像などできなかった。まあ、人間やろうと思えばできるものだ、という典型的な例がパソコンである。
一方で情報が過剰となり、ハードにソフト(この場合は人間)が振り回される時代となり、インターネット、SNSで発信されたことが、昭和、平成の初期では考えられない犯罪を生み出す温床にすらなり下がっている。
ハードはこれからどのように進化していくのかはわからないが、ここであげたテレビ、パソコンともども結局は人間がハードの進化に追いつけない状況を示している。
技術革新が信仰から当たり前の世界へと変貌をとげたいま現在、ハードを支えるソフト、とくに人間がどう対応していくのか、見ものである。
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