自己紹介?
勢いあまってプロフィールで、脈絡もなく五重苦と書いてしまったが、これからそれを説明しよう。(と、力強く書いてしまったが、誰もそんなものに興味がないって)
五重苦の正体とは(あっ、やっぱり書くんだ)
「金がないこと」「家庭・家族・親類・縁者・血縁者がいないこと」「友人知人のたぐいがいないこと」「行政から見放され、セイフティネットから叩き落されたこと」「人との会話がないこと」
である。好むと好まざるにかかわらず、現代版「世捨て人」といってもいいだろうし、なってしまったのである。
「金がない」などと書くと
「電話やネット回線も含めて通信費がだせているではないか」とか
「車だってもっているんだろう」とか
「酒やタバコだってやっているに違いない」などという人もいるだろうが、実はその通りである。
通信と車は諸般の事情によってやむなく持っているだけで、それが解消すれば通信も車も終わりである。
酒は30年ほど前にやめたのだが、タバコだけはどうしても断煙できない。(タバコ代がなければ多少生活は楽になるのだが……)
ブログを始めたきっかけは、あと何か月か何年もつのか知らんが「どうせ高い通信費を払っているんだから」というケチくさい理由と、嘘か本当かは知らないが「指先を動かしていれば認知症の予防になる」という話をきいたからである。
昨日が今日になるだけの日常生活などを書いてもいいのだが、まあ四コマ漫画で終わる日々だから、書くことが尽きたら日常生活を書いてみようと思う。
ブログってやつは
莫大な通信料を払っているし、暇でもあるので、ブログを始めてみたのだが、これが全くわからん。一応、書こうかなと思うことを書いたのだが、これを公開しろ、という。
どうしていいかわからず、なんかGoogle検索へ登録しろというので、登録したはいいが、全然記事がヒットしないのである。理由は皆目見当がつかない。
そうしたら、ブログ(はてなブログ)からTwitterへ登録?すればいいよ、みたいなヒントだかなんだか知らんが、下手くそ相手のアドバイスがあったので、今度はTwitterへ手をだした。
これまた皆目わからない。趣味は?とか、なんとかは?とか、次々と聞いてきて、なにを知りたいのかわからず、途中で通信を切断した。
やれやれ、と思っていると、どういうわけかTwitterへ登録されていた。
書いたブログをなぜか登録?できるような状態になっていたので、わからぬままブログをTwitterへあげてみた。
なんにも変化がない。
なにかまずいことをやったのだろうか。
金を請求されたらどうしよう、と思っていたら、Twitterからメールが何通か届いた。英語なのでわからず、そのまま削除してやったのだが……。
心のなかでは、金を請求されたらどうしよう、という不安と、あまりにもわけがわからないゆえに、ド素人ナメんなよ、という戦闘的気分のなかで、いまだにやり方と確認方法がわからず、悶々としている。
こんなモヤモヤしている気分のなかで、今度はブログのなかでアフェリエイトというヤツがでてきた。
もうお手上げ状態である。
こんなことならTwitterはおろか、ブログに手を出さなければよかったかなあ、とイジイジしている今日この頃である。
罠か?
Power BIで箱ひげ図のソフトを落とそうと思った。
ところが、である。「職場または学校のアカウント」を入力しろ、という。
こちらは天下御免の孤立じじいである。集団とは無縁ないし孤立した人生を送っている身としては、大変に都合が悪い。
なんとか手に入れる方法はないのだろうか?
机の引き出しのなかから誰からもらったか覚えのない名刺を引っ張り出して、これでいい加減なアカウントを作ったらどうだろう、と初めは考えた。
しかし、Microsoft社からこの会社へ連絡が行き、犯行がバレて詐欺罪かなんかで逮捕起訴され、しかも、罰金で百万円などといわれたらどうしよう、という思いが決行を邪魔した。
アカウントの追加で「職場と学校のアカウント追加」というのを試みたのだが、残念なことにドメインなんちゃらというのがわからず、挫折。
アカウントの追加画面で「そんなメールはない」などというのを無視して作業した結果で、人間、正直に生きんといかんよ、とMicrosoft社から諭されている心持がした。
なんとか手に入れようとしたら、Azureというのがでてきた。しかもクレジットカードの番号を入力しろ、という。
十二か月間無料使用版なのに、なぜカード番号を入力しなければならないのか不思議だったがとりあえず、作業は続行。無事Azure開設までにたどり着いた。
そこで、箱ひげ図をダウンロードできれば問題はなかったのだが、(ダウンロードできたらとっとと止める予定だったが)できなかった。
さあ、気になったのはクレジットカードの番号である。天下のMicrosoft社とはいえ、こっちのカードの番号を抑えられたらたまらんなあ、と思い、Azureの削除を決行。これが難敵だった。
あのわかりずらい画面から、目を皿のようにして削除項目を探して、削除を押した。
ふぅ、とひと息つくまもなく、Microsoft社からメールが来た。
「継続していただけなくて残念です」という。
こっちの方は箱ひげ図はダウンロートできないわ、カードの番号は握られているわで、もっと残念だ、と思っていたら、またしても予期しない問題がでてきた。
Azureを完全に削除するのに三日待てという。犬じゃあるまいし「待て」はないだろうと思ったが、おとなしく待った。
三日後に削除をしたら、削除したけどポータルの更新(ポータルがなんなのかも、いっそわからん)に三十分待てという。こっちはクレジットカードの情報さえ削除できればいいのだが……。
パソコンをいじりながら「カード番号はこっちのもんだかんね。絶対に離さんもんね」というMicrosoft社の強固な意志が伝わってくるのみである。
天下のMicrosoft社相手に、いまは時間待ちの状態である。
突如として
なんの前触れもなく、突如として全身を貫くように、無性に喰いたくなるものがいくつかある。
今回はかつ丼だった。
数日前にこの発作が起きたのだが、衝動は増すばかり。
仕方なく服やズボンのポケットやら引き出しを引っ搔き回して小銭をかき集め始めた。
神は味方してくれたようで、数えたら千円ちょっとあった。
ようしっ、と気合を入れつつ、いつものほか弁ではなく、ちゃんとした定食屋で喰おうと考えたとき、ふと過去が蘇ってきた。
金がない若い時分(いま考えれば、金に縁のない人生を歩んできたなあと思う)、銭湯へいくとき、1円玉、5円玉、10円玉、100円玉などをかき集めて行ったことがある。
そのとき番台にいたじじいが
「ダメだ、ダメだ。これじゃあ、釣銭にも使えねえじゃねえか」
と、すごい剣幕でまくしたて、入店拒否をされたのである。
やむなく、ここより遠いが別の銭湯へ行ったら入店でき事なきを得たのだが、1円玉だろうが金は金である。あのくそ銭湯め、と怒りながら風呂に入った。
いまでもあのくそ銭湯が、とっとと潰れて借金まみれで一家離散していればいいな、と思う。
さて、話をかつ丼に戻すと、まずは銀行へ行き小銭を千円札と5円玉と1円玉に両替してもらった。同じ轍を踏むわけにはいかない。
目指す定食屋は地域でも古くからやっているようで、ドライブインとでかでかとした看板が掲げてある。
米は地元産のほにゃらら米を使用し、病院帰りに乗ったタクシーの運ちゃんが「ここの焼肉定食はうまいんだ」というお墨付きまでもらっている店である。
興奮するな、という方が無理だろう。
午後一時。勇んで店内に入る。うーんと、と小声でつぶやき店内を見渡す。
労働者風の親父二名と恋人らしきカップル一組がいた。ほかには誰もいず、店内はがらんとしている。
席につくと店のオババが注文を取りに来た。
「かつ丼」
と、誇らしげに言ったのだが、オババは無表情のままうなずき、奥へ入っていった。
漫画本を取ってくると、出来上がるまでの暇つぶしで読んでいたのだが、正確には眺めていた、といった方が当たっている。それほどまで浮足立っていたのである。
二十分後、念願のかつ丼が、お盆のうえに乗っかって、お盆ごと目の前に置かれた。
おおっ、と目を見開いた。かつ丼が蓋をされて中央に鎮座し、味噌汁と漬物を両脇に従えている。
この陣容、久しぶりの邂逅であった。
漫画本を横に置くと、まず割り箸を取り、それから蓋をはずした。
うん?湯気がでてない。だいじゃぶ、だいじゃぶ。この店は湯気で勝負する店ではないのだ。
味噌汁をひと口。なんだ、この変な味は。それにぬるい。
心中の不安をよそにいよいよかつ丼に取り掛かった。
最初の一片を取り除け味のついたご飯をひと口。どういえばいいのだろうか。ほにゃらら米の古米なのだろうか?それとも、これがほにゃらら米の正統的な味なのだろうか。
訳が分からぬまま取り除けておいたカツをひと口。不味い。不味すぎる。
一週間ほど前に揚げておいたカツを冷凍保存し、来るべきかつ丼用として準備していたとしか言いようがない味である。
いまどき、金を払って食うものに、うまいかどうかは別にしても、不味い、と言い切れるものに出会えるのは、稀有な体験としかいいようがない。
それが、突如として目の前に展開しているのである。
このかつ丼の値段は大枚九百円である。店に不味いから帰る、という気力もなく、元を取らねばならない。
漫画本と、不思議な味付けの味噌汁、しょっぱいだけの漬物、セルフサービスの水を援軍として、ようやく本体を片付けることができた。
二度と来るかよ、と心のなかで罵倒していたら、赤い字の手書き文字で
「とんかつ」
と書いてあった。バーローめ。
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