前提
前提となるのは
- 本体のデータが出来上がっていること。
- Power Pivotがアドインしてあること。
- 本体からの切り出しが終了していること。
- Excelにデータモデルとして、本体と切り出しが取り込まれていること。
である。
Excelでは、シートは2枚必要になる。1枚はピボットテーブル用のデータとして、もう1枚はグラフ表示用である。
目標とするダッシュボード
事例で示したものであるが、再掲する。
年度テーブル
power pivotの画面が開く。
power pivotの画面でデザインを選択する。
日付テーブルは日本語のExcelであれば、予定表として落ちるはずであるが、calendarで落ちる場合もある。こだわりがなければこれでもいいが、体裁を整える意味で、calendarを予定表に直す。
calendarの直し方
次にYearなど、それぞれの列の名前を左ダブルクリックして列名を変更する。
ただし、年度テーブルの作成なので、月を月年度にする。この作業は体裁を整える意味しかない。追加・変更を加えるのはこれからである。
月年度の直し方
月年度の表記を1月……と直す。
月年度を左クリックすると、=の後ろに
とでてくるが、Mを3つ消して一つにして、&"月"と入力する。
=FORMAT([Date],"M"&"月")
あるいは
=FORMAT([Date],"M月")
でもよい。結果は以下のようになる。
年度の追加方法
power pivotの一番右端にある「列の追加」を左ダブルクリック > 年度と入力
=の後ろに
if([月の番号]<4,([年]-1&"年度"),([年]&"年度"))
をコピペして、リターンキーを押す。
月並替の追加
「列の追加」を左ダブルクリック > 月並替と入力
し、=の後ろに
if(MONTH([Date])<4,MONTH([Date])+9,MONTH([Date])-3)
をコピペして、リターンキーを押す。
月年度と月並替をグループ化(重要)
これで、年度テーブルの完成である。
リレーション
本体のfマスタDataに切り出した商品・分類・予定表をリレーションする。
これで、右上の×印でpower pivotの画面を閉じて、終了である。
レベルメーター
データ用シートに、あらかじめ、シートA1に【経営指標】、B2に売上指標と書いておき、データ本体から売り上げを落とす。
ピボットテーブルのフィールドにデータの本体から売上を値に落とす。
C3セルに売上目標値、C4セルに(ここではB4セルの1.6倍の)数値を入力する。
注意:C4セルに数値を入れるときに、=B4*1.6とやるだろうが、そうしたら、必ずC4セルをコピーして、再度C4セルに値貼り付け(左から2番目の123と書いてあるもの)をすること
ここで、B3、B4セル(ピボットの部分)は邪魔になるので選択してDeleteを押す。
売上目標値をデータモデルに追加
レベルメーターを作成するためにはピボットテーブルを作らなければならないので、売上目標値と値をデータモデルに追加する。
Power Pivot > データモデルに追加 > 範囲指定の画面が出る
OKを押し、次の画面では何もせずにOKを押すと、Power Pivot画面でテーブル番号となりデータが取り込まれる。
わかりやすくするために、テーブル番号の部分を右クリックする。
注意:個数指標を作る場合は、いままでの売上の部分を個数に変えること
fマスタDataがデータの本体、商品と分類、は本体から切り出したもの、予定表は年度カレンダーであり、これらはすべてリレーションを組んである。売上目標値と個数目標値はいま作ったもので、リレーションは組まない。
ピボットテーブルの作成
注意:値を入れる順番は必ず売上が上、売上目標値を下にすること
ピボットグラフの作成
デフォルトでは縦棒グラフになっている。ここから余分なものを削除する。
この段階でグラフは以下のようになる
グラフの変更
売上目標値を集合縦棒に変更
目盛りを合わせる
この画面から第1軸と第2軸の目盛りを合わせる。
第1軸(左側)の数値のどれかを左クリックし、次に右クリックする。
こうすると最小値がズレるので最小値を0にして、リターンキーを押す。
次に第2軸(右側)も第1軸と同様の手順で変更する。
数値を左クリック > 右クリック > 軸の書式設定 > 最大値を2.5から3.6に変更する > 最小値を0に変更する > リターンキーを押す
レベルメーターの作成
茶色の部分を右クリック > 一番下にあるデータ系列の書式設定を左クリック
(全部で5か所)
〇をグラフ領域まで広げる
ラベルの表示
ラベル表示の変更
,"K"は千、,,"M"は百万、,,,"bn"は10億を表す( , の数に注意)
ラベルの色の変更
ここでは、フォントの色をオレンジ、太文字、12Ptとした。
グラフエリアの色の変更
Excelの余白をクリックすると、レベルメーターの完成である。
スライサー
ここで一度、作成したレベルメーターが正常に動作するかを確認しておく。その機能がスライサーである。また、スライサーはグラフではなくピボットテーブルのみに作用するものだから、まずはレベルメーターのピボットテーブルに名前をつける。
これで名前は完了である。
スライサーの設定
ここまでの作業の間は、Excelメニューにピボットテーブル分析とデザインが常に表示されていること。
Excelメニューのスライサーを左クリックする
これで、スライサーの設定は完了である。
スライサーの動作確認
あとは実際に年度をクリックしてレベルメーターが変化するかどうかを確認する。
複数選択をしたければ、右上のバツ印がついたじょうごの右隣にチェックを入れる。
例えば、2018年度と2019年度の合算値を見たければ、2020年度と2021年度を左クリックする。
すべて解除する場合は、バツ印のじょうごと左隣の複数選択を左クリックする。
動作確認が終了したところで、再びレベルメーターに戻る。
再びレベルメーター(達成率)
ここで、注意するのは、B10セルをコピーして値貼り付けをしないことである。
ここで、先ほどのスライサーを使って、達成率が変化することを確認する。レベルメーターと連動して動作すればOK。
表示画面の設定
グラフ用のシートを作成 > A1セルを左クリックする
Shift+Ctrl を押しっぱなしにしながら、キーボードの右矢印を押した後下矢印を押す。
この状態を維持しながら、Excelメニューのホームを押す。
これでシート全体が紫色に変化するので、グラフ用シートのA1セルに必要な事柄を記入する。
達成率はべた書きでいいが、数値はリンク貼り付け
リンク貼り付けの手順
データ用ピボットテーブルのB10セルを右クリック > コピー > 表示用のシートへ移動する > A7セルを右クリック
経営指標の色の変更
B2セルからB7セルをマウスの左を押しながら選択 > 右クリック
グラフを表示シートへ移動・貼り付け
グラフは赤い枠線にカーソルを合わせて右クリック。
表示用のシートへ移動したら、B1セルを右クリック
あとはグラフとその位置を微調整して完成である。
これで、レベルメーターは終了である。
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