はじめに
前回までにExcelによるグラフの作成を解説したが、今回は時系列による商品分類の順位グラフを作成する方法を述べる。
このグラフを作成することによって、商品分類の円グラフによる売り上げの大小の比較だけではなく、時系列的にいつどの分類が何位になっているかを知ることによって、変動の原因を探る手掛かりを得ることができるようになる。
円グラフを用いた大小の比較だけでなく、時系列的に分類の順位を比較することによって新しいヒントを得ることができるだろう。
目標とする順位グラフ
これはほか弁のデータである。この商品分類は4種類となっているが、順位グラフを作成する場合、線は4種類から最大でも6種類ぐらいまでが見やすい。7種類以上になると線がゴチャゴチャして見づらくなるばかりか、判断の手掛かりを発見することが困難になる。
欲張らずに必要な順位はなにかを考えて最小限度の線の本数を考えて欲しい。
順位グラフの作り方
操作手順1を実行したところから、作り方を説明する。操作手順1は以下のサイトを見て欲しい。
ピボットテーブルから順位グラフを作成するので、ワークシートはデータ用にしておく。
メジャーの作成
テーブル名にはデータの本体。(ここではfマスタData)
メジャー名には、最初メジャー1となっているが、これを順位グラフと変更する。
式の=の後ろに次の式をコピペする。
RANKX(ALL('fマスタData'[分類]),CALCULATE(SUM('fマスタData'[売上])))
OKボタンを押してメジャーの作成を終了する。
ピボットテーブルのフィールド
を順にクリックする
グラフの作成
グラフは初め、集合縦棒グラフになっているので、グラフをクリックしてマーカー付き折れ線を選択する。
順位なので、上から下へ1,2,……といったように順番を並べ替えた方が見やすくなる。そのために縦軸を右クリックする。
この画面で、
横軸との交点を軸の最大値
軸を反転する
にそれぞれチェックを入れる。
邪魔な縦軸の値を消すため、縦軸を左クリックしてDeleteキーを押す。
横補助線も邪魔なため、補助線のひとつを左クリックしてDeleteキーを押す。
順位の付け方
デザイン7をクリックするのは値に数字をつけるためであり、デザイン6にするのはグラフを黒にするためである。
すると再び余分な縦軸の数値と補助線が出てくるので、先ほどと同様に削除する。
以上で完成であるが、文字が小さいとか、小技を利かせたい場合は
グラフの線をクリック > バケツマークをクリック > マーカーをクリック > マーカーのオプションをクリック > 組み込みにチェックをいれて数字を大きくする
とすればいいが、グラフの大きさを考えればあまり効果があるとはいえない。
また、グラフに枠をつけて角を丸くするのはいままで通りでよい。(これはピボットテーブルから作っているので、角を丸くできる)
順位グラフは以上で終了である。
サイトご利用方法
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